認知症に対応した施設

認知症に対応した施設

認知症に対応した施設

認知症の介護は大変です。介護には要介護度というものがあります。

 

要介護度5が一番重くて要介護度1が一番軽いもので、その下の要支援というものもあります。

 

最初は要介護度が低くて介護が大変ではないとしても、どんどんと悪化していきます。その結果、トイレの場所もわからないで排泄するため、常におむつで生活させなければいけません。

 

その後始末をするのが、家族になってきます。コミュニケーションが今まで取れていて親として認識していたのに、支離滅裂なことを言いコミュニケーションが取れなくなります。そして、夜中には徘徊して自分の家がわからず警察沙汰になることもあります。家の中でも徘徊を繰り返し、階段から転げ落ちて亡くなってしまうこともあります。

 

その場合、警察にしっかりと介護をして保護をしていたのか、それとも意図的に階段から突き飛ばしたのかを調べられるのは介護をしている家族です。大変な思いをして、その上人の迷惑になってしまいます。また、偶然が重なると、冤罪を生んでしまう可能性もあるのです。

 

そうしたリスクを回避するために施設に預けるという選択肢はあります。介護を専門的にやっている方に、1日中見守りをしてもらって、自分のリスクを回避するのです。それは、自分で介護するのを放棄する無責任なことに見えるかもしれませんが、自宅で介護できない以上、プロに任せるのは当たり前のことです。

 

認知症の施設というのは一言に言っても沢山の種類があります。デイサービスは昼間に預かってくれるところで、宿泊能力を持ったところはあまりありません。デイサービスの場合、比較的要介護度が低い人が利用するので、認知症が進んで会話が成立できなくなってくると、利用を断られることもあります。

 

老人ホームは、高齢者が集まって暮らすところですが、これも同じく比較的元気な方が多いので、要介護度が低い場合はこうしたところに入れた方がいいでしょう。その中で、最もおすすめなのが、グループホームというところです。

 

グループホームは、認知症の人が共同で集まって生活をするというところです。そうした病気の人しか受け入れることはしません。そのため、グループホームでは同じレベルでの会話をすることができます。

 

病気には個性があり、同じことを何度も繰り返す人や、物忘れが酷くて会話にならないような人や、暴力的に接する人や、トイレに行きましょうというような簡単なことでも素直に言うことを聞いてくれない人、殺されるのではないかと思うような精神疾患と並列して発症している人もいます。そうした様々な人が集まってグループホームはできています。

 

そのため、グループホームでは普通の人だと精神的に会話が無理だというようなちゃんとはっきりしている人はあまりいないので、なんとなくで会話を楽しむことができます。また、グループホームは完全に介護だけをするのではなく、自立した生活を支えるという部分もあります。

 

例えば、洗濯物を干して貰ったり、洋服を畳んでも貰ったり、毎日レクリエーションをやったりします。そうした活動の中で、病気の進行を少しでも遅らせるようにグループホームではプログラムされています。ただ、グループホームでも安心できるグループホームと安心できないグループホームもあります。

 

それは、グループホームの玄関に電子ロックがかかっているかどうかです。高齢者への虐待が問題となっている中、グループホームの鍵を内部から開けられるようにしてしまうグループホームもあります。それは虐待をしていませんというアピールであり、ある意味ではそちらの方が安心できるという家族の方もいます。

 

しかし、実際問題、世の中に徘徊する人が何人もいると対応できない時もありますし、日中でも人数が足りないと完璧に見守りができない状況も生まれてきます。そうした中で、勝手に外に出て行って行方不明になってしまったら、最悪の場合だと命にも関わります。中からは暗証番号がなければ出られないグループホームを選んだ方が賢明です。

 

良いグループホームと悪いグループホームの見分け方は、その他にも利用者に対する言葉遣いなどでわかります。認知症が進んで会話ができないようになってしますと、どうしても園児をあやすような口調になってしまいます。しかし、それは虐待へ繋がるサインです。

 

グループ全体で口調に関する丁寧さを徹底していない場合だと、その緩さが虐待に繋がってくることもあります。グループホームにいる他の利用者を見て、なになにちゃんとちゃん付けをしていないか、命令口調で接していないか、そうしたところを入所する前に見学ができる機会もありますので、その際にしっかりと見ておくと最良です。

 

グループホームは、認知を遅らせ、しっかりとした利用者の安全を守るための施設です。それを上手く使い、自分も介護される人も幸せに少しでも近づけるような生活をしてみてください。